書籍紹介 執筆者:blogle編集部

【なぜ僕らは働くのか】働く意味と幸せのつながりとは?

【なぜ僕らは働くのか】働く意味と幸せのつながりとは?

「心理学」「脳科学」関連の書籍を読んで、blogle編集部が感じたことをお伝えしていくコーナーです。

今回は「なぜ、僕らは働くのか?」というテーマでお話したいと思います。

このテーマは【『なぜ僕らは働くのか ― 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』監修:池上彰】に書かれている内容からインスピレーションを受けました。

【なぜ僕らは働くのか】働く意味と幸せのつながりとは?の図版

今回お伝えしたい結論を先に言ってしまうと

「働くことは、お金を得るためだけでなく、人が幸せを感じるために欠かせない行為である」

「働く意味を考えることが、自分らしい生き方や充実感につながる」

ということです。

「なぜ働くのか?」という問いは、単なる職業選びの問題ではありません。

それは人生そのものをどう生きるか、という大きなテーマと深く結びついています。

今回ご紹介する『なぜ僕らは働くのか』は、そうした「働く意味」をやさしく、そして具体的に考えさせてくれる一冊です。

なぜ働くのか?──お金だけが理由じゃない

私たちは子どものころから「働かないと生きていけない」と教えられます。

確かに生活のためにお金は必要ですし、働くことは収入を得る手段でもあります。

けれども、この本が教えてくれるのは、お金だけが働く理由ではないということ。

人は「自分の役割を果たしている」と感じたときに安心感を得ることができます。

誰かに必要とされ、社会とつながることは、人間の根源的な欲求でもあるのです。

働くことがもたらす3つの価値

本書の中で特に印象的だったのは「働くことがもたらす価値」はお金以外にもあるという視点です。

1. 自立と責任

働くことは、自分の生活を自分で支えること。経済的な自立はもちろん、人生に責任を持つことにもつながります。

2. 人とのつながり

仕事を通じて出会う人々との関係は、私たちの人生を豊かにします。仲間やお客様との交流は、孤独を和らげて生きる力をくれるものです。

3. 成長と自己実現

仕事は新しいスキルを学び、自分の可能性を広げる場でもあります。挑戦と学びを繰り返す中で、私たちは「自分が成長している」と実感できます。

働くことは大変な一面もありますが、その中に人が幸せを感じるための要素が隠れているのです。

「仕事=苦痛」ではなく「仕事=選択」へ

多くの人にとって「仕事=我慢」や「生活のための義務」というイメージがあるかもしれません。

しかし本書は、その見方を少し変えてみようと言っています。

働くとは「どんな人生を送りたいか」を映す鏡のようなもの。

仕事を選ばされるものではなく、自分で選び取るものと考えることで、日々の働き方はまったく違ったものになります。

気づくことが、幸せにつながる働き方の第一歩

『なぜ僕らは働くのか』は、働くことの意味をわかりやすく伝えてくれるだけでなく、読者自身に問いを投げかけます。

「あなたはなぜ働くのか?」

「その理由は、あなたの幸せとつながっているか?」

この問いに明確な答えを出すのは簡単ではありません。

しかし、意識して考えること自体が、働き方を前向きに変えていく第一歩になるのだと感じさせてくれます。

自分なりの「働く理由」を見つけるために

働く理由は人それぞれ。

生活のため、家族のため、夢のため。どれも間違いではありません。

大切なのは、その中に「自分なりの幸せ」を見つけること。

『なぜ僕らは働くのか』は、働き方に悩んでいる人や将来を考える若い世代にとって、人生を見つめ直すきっかけになる一冊です。

blogle視点
明日から使える、マーケティングのヒント
本から得た「働く意味(人はつながりと役割の中で幸せを感じる)」の視点を、企業のコミュニケーション課題にどう活かすか。ここからは、ブログルらしく仕事の話にひきつけて考えます。

従業員体験の設計は「役割の実感」を届けられているかで見る

本が教えてくれたのは、働くことの価値はお金だけでなく、自立や、人とのつながり、そして「自分の役割を果たしている」という実感にある、ということでした。この視点は、社外への発信以前に、社内で働く一人ひとりの体験——従業員体験(EX)の設計に効いてくるように思います。マーケティングはお客さまの体験ばかりに目が向きがちですが、その体験を実際に届けているのは、日々働く社員一人ひとりだからです。

自分の仕事が誰の役に立っているのかが見えない職場では、働く意味は「給料のため」に縮んでいきがちです。たとえばコールセンターやバックオフィスのように、お客さまの反応が直接見えにくい部署ほど、「あなたの対応でこう感謝の声が届いた」というフィードバックを意識的に社内で循環させる、という切り口が考えられます。役割の実感を届けることは、待遇とは別の、けれど確かなエンゲージメントの土台になるように思います。

社員の働く意欲は、報酬の多寡だけでなく、自分の仕事が誰かの役に立っているという実感がどれだけ届いているかで決まるのかもしれません。

会社の「なぜ働くのか」を、社員と一緒に言葉にする

本はくり返し、「あなたはなぜ働くのか」という問いを読者に投げかけていました。この問いは、個人だけでなく、会社そのものにも向けられるように思います。私たちは何のためにこの事業をしているのか——その答えが社内で共有されていないと、対外的なブランドメッセージも、どこか借り物の言葉になってしまいます。

たとえば創業から時間が経った企業なら、経営陣が理念を一方的に掲げるのではなく、現場の社員に「あなたはこの仕事のどこに意味を感じているか」を聞き、その言葉を集めてブランドの物語に編み直す、という切り口が考えられます。働く意味を社員自身の言葉から立ち上げると、対外的な発信にも自然と芯が通っていきます。内から生まれた「なぜ」は、外にも強く届くように思います。

働く意味を、一人ひとりが自分の言葉で持てるように支える。内から生まれた「なぜ」を大切にできる組織は、外への発信にも自然と芯が通っていくはずです。

お悩みやご相談はありませんか?

マーケティング・経営に関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

ご相談は無料です。しつこい営業は行いません。

share

  • Facebookでシェア
  • Xでシェア
  • LINEでシェア